プリントからデジタルへ変化する家庭教師

家庭教師の特徴は、勉強を受け持つ先生が学習者の自宅に出向き、学校で使っている教科書をベースに学習を進めることです。
テストのプリントが返還された場合は、家庭教師が内容に目を通し、学習における問題点を明確化した上で、今後の学習方針が決められます。
また、先生自身がプリントを作ったり、指導後に自習が出来るように、宿題を置いて帰るケースもあるでしょう。
しかし近年は、紙のプリントが姿を消しつつあり、パソコンやタブレットPC等、デジタル化の波が押し寄せています。
現在の家庭教師の多くは、物心が付いた時既に、デジタル機器に囲まれていた世代です。
生徒側もまた、世代的に似ていると考えられますから、教師と生徒との距離感が近く、親和性も高い点が特徴です。
学習のデジタル化の利点は、出題や採点の効率化が進み、必要に応じて直ぐに情報をやり取りしたり、更新出来ることが挙げられます。
一方では、文章だけではなく写真や音声といった、学習に関わる情報量が増えるのも魅力的です。
印刷しただけのプリントと異なるのは、動画で多角的に学ぶことが可能であったり、視覚情報だけに頼らず吸収出来る点が、旧世代との大きな違いです。
ただ、デジタルにも欠点はあり、メリットの裏にはデメリットも潜んでいるといえます。
家庭教師が高齢で、パソコン以降の機器に疎い場合は、生徒との間に距離感が生まれると考えられます。
生徒は、学校がデジタルを採り入れ、効率的な指導を受けている世代ですから、自宅でプリント学習のみとなると、学習方法の違いに戸惑いが生じます。
欠点の一つは、世代間を感じさせるジェネレーションギャップで、解決策はどちらか一方が相手に合わせるか、先生を変えて指導を受けることです。
二つ目の問題は、紙に書いて記憶する機会が減り、覚えたつもりになる点です。
紙に書く学習法は、目と手先を使う二つのインプットが行われ、脳の奥深くに刻み込まれる利点があります。
学習法に変化が起こり、学習の情報量が増え、学び方の多様性は生まれていますが、古典的な学習方法も見直され始めています。
大切なのは、それぞれを比較して違いのリストアップを行い、長所を引き出して活かすことです。
優れた先生は、どちらか一つだけに頼らず、短所を含めてお互いの良い部分を活かし、上手く組み合わせて学習に活用しています。
これから指導を受ける予定がある場合は、家庭教師の指導方法に目を向け、効率的な方法を採用する先生を選ぶことがポイントです。

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